ヒラテ技研社員が大学教育の現場で技術を伝えています

ヒラテ技研では、設計業務にとどまらず技術者育成・教育支援を重要な社会的役割の一つと位置づけ、その取り組みの一環として、社員が大学・専門教育機関で講師を務める「教育コンサルティング活動」を行っています。

その代表的な事例が、静岡県立工科短期大学校における「建築構造力学」講義への継続的な講師派遣です。

本講義は今年で5年目を迎え、昨年に引き続き、建設設計部部長 竹原および第1構造設計室室長 足立が講師を担当しています。

設計の第一線に立つ技術者が伝える「本物の構造力学」

本講義は、二級建築士受験資格取得に必要な必修科目として実施されており、今年度は建築設備科2年生 12名が履修しています。

講義期間は4月13日から9月14日までの期間で全18コマ(36時間)。

単なる公式の暗記や問題演習にとどまらず、
・実務での設計経験
・構造設計者としての判断の背景
・なぜその考え方になるのか

などの現場で培われた知見を交えながら授業を進めています。

講義 × 演習で「理解する力」を養うカリキュラム

授業は、基礎理論を学ぶ講義と、理解を確実なものにする演習を組み合わせた構成です。

学生の皆さんの理解を深めるため、教科書に書かれた内容だけでなく、地震被害や実験風景のビデオなどを活用しています。

講義内容

1) 構造力学に必要な算術計算 → 連立方程式、相似図形などの基礎学習
2) 力の基礎 → 力の表現、符号、単位、モーメントとは、合力、分布荷重
3) 力の釣り合い → 力の釣り合いとは、回転の釣り合い
4) 反力 → 構造物の力学モデル、単純梁・片持ち梁の反力
5) 部材に生じる力(基礎) → 曲げモーメント、せん断力、軸力
6) 部材に生じる力(実践) → せん断力図、曲げモーメント図
7) トラス → トラスとは、節点法、図解法
8) 断面に関する数量 → 図心、断面2次モーメント、断面係数
9) 応力度 → 軸応力度、曲げ応力度、許容応力度
10) 座屈 → 座屈とは、座屈荷重
11) たわみ → たわみとは、たわみの求め方

実際の災害・実験映像で「構造力学が現実につながる瞬間」を体感

理解をさらに深めるため、講義では教科書の説明に加え、実際の災害映像及び阪神・淡路大震災を模した耐震実験の様子や柱のせん断破壊の様子などの実験映像を積極的に活用しています。

▼風の揺れで崩壊したタコマ橋

演習の時間は実際に計算問題を解いていくため、数学力が試されます。
学生にとって、構造力学を生きた知識として理解する重要な機会となっています。

技術を「使える力」として社会へ還元する

ヒラテ技研は、設計の第一線で活躍する技術者が、次世代へ知識と経験を直接伝えることを企業としての大きな価値だと考えています。

教育機関との連携を通じて、

・実務に直結する教育支援
・技術者の育成
・社会全体の設計力・構造安全性の向上

にこれからも貢献してまいります。

 


■教育機関の皆さまへ
ヒラテ技研では、大学・専門学校・高専等での講義・特別授業・教育プログラムの企画支援も行っています。

「実務に即した授業を行いたい」
「学生に設計の現場を伝えたい」

とお考えの教育機関の皆さまは、ぜひお気軽にご相談ください。

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