建築家 伊東豊雄氏と共に建築やまち、環境について考える「伊東子ども建築塾福岡」が開催されました。

4月~8月にかけて、「オノマトペのいえ」というテーマで全10回の日程で開催された伊東こども建築塾福岡。

受講対象は、小学校高学年の子どもたち。

 

8月某日、ヒラテ技研が協賛している九州産業大学で開催された伊東子ども建築塾福岡の最終発表にご招待いただき、ヒラテ技研から建設設計部の社員3名と人事部の社員2名が参加させていただきました。

子どもたちが思い描く「いえ」とは?

今回の伊東子ども建築塾福岡の最終発表では、参加した子どもたち18人それぞれが思い描く「いえ」について発表し、現役の建築士の方々からの講評が行われました。

発表は1人2分程度で行われ、会場には色画用紙やストロー、梱包材のプチプチ等で作られたカラフルな模型が並びます。

 

どの作品にも「すいすい」や「ドクドク」のようなオノマトペが入ったタイトルが付いており、発表前からどんな使われ方をする家なのか気になるものばかりでした。

子どもたちの自由な発想に驚く

まず驚かされたのは、塾生の半数近くが「家=人が住むための場所」と捉えていなかったこと。

鳥やモグラなどの動物と人とが、一緒に過ごせる空間がたくさん用意されていました。

他にも心が落ち着く空間には香りのいい木材を、わくわくする空間にはキラキラと反射するフィルムを…というように、香りや材質、更にはそこから生まれる音にまで、子どもたちの拘りを感じられました。

意外にも「雨に濡れる家」や「ボロボロの家」のようなネガティブなイメージを持つ家もちらほら。

「雨に濡れて、フワフワになったらこんな遊びができる!」や「ボロボロだから動物がカスタマイズして住める!」といった子どもたちの発表を聞いていると、一見不便そうな状況も「なんだか楽しそうだな」と感じることができました。

伊東子ども建築塾福岡に参加して感じたこと

何でもポジティブに変換できてしまう子どもたちの想像力に、沢山の刺激をもらいました。

便利さだけに捉われすぎず、子どもたちにとって「あったらいいな」と思ってもらえる空間とは何か、あらためて考えさせられるきっかけとなりました。

 

 


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