2022年4月11日~9月26日の期間に静岡県立工科短期大学校にて構造力学講義を実施しました。

2022年4月11日(月)より弊社の建設設計部・竹原崇夫部長が静岡県にある静岡県立工科短期大学校で構造力学の講義を実施しました。
全18コマ(36時間)の内、9コマを担当。本講義は二年生を対象とした講義でした。

【講義内容】
1) 構造力学に必要な算術計算 → 連立方程式、相似図形などの基礎学習
2) 力の基礎 → 力の表現、符号、単位、モーメントとは、合力、分布荷重
3) 力の釣り合い → 力の釣り合いとは、回転の釣り合い
4) 反力 → 構造物の力学モデル、単純梁・片持ち梁の反力
5) 部材に生じる力(基礎) → 曲げモーメント、せん断力、軸力
6) 部材に生じる力(実践) → せん断力図、曲げモーメント図
7) トラス → トラスとは、節点法、図解法
8) 断面に関する数量 → 図心、断面2次モーメント、断面係数
9) 応力度 → 軸応力度、曲げ応力度、許容応力度
10) 座屈 → 座屈とは、座屈荷重
11) たわみ → たわみとは、たわみの求め方

上記の基礎的な内容について講義と演習を組合せて行いました。
講義では学生の理解を深めるため、教科書に書かれた内容だけではなく、地震被害や実験風景のビデオなどを活用。
また、計算の実体験を深めるため、演習を充実させました。

講義中の様子。

講義で使用した動画や画像の一部がこちら。

竹原部長コメント
「建築構造力学は、一般的な学生においては不得意な方が多いため、教えるのに苦労すると考えていました。その為、学生の理解を深める内容として工夫して講義しました。その効果もあり、一定の理解が得られる結果となりました。今回の講義で、それぞれのレベルに合わせた講義をする必要があり、教える難しさを改めて感じました。今回の講義内容は、社内における構造系以外の社員に対しても活用できる内容となっています。」

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