新入社員がトヨタ産業技術記念館を見学しました。
2023年4月21日 新入社員研修の一環で名古屋市のトヨタ産業記念館を訪問しました。
トヨタ産業記念館は、近代日本の発展を支えた繊維機械と自動車技術の変遷を本物の機械の展示や実演で体験できる博物館です。エンジニアの卵である新入社員にとって
「研究と創造の精神」と「ものづくり」の大切さを感じることができる貴重な経験となりました。
金属加工 ~実演と体験~
金属加工コーナーにおいて切削・鋳造・鍛造の実演を見学しました。
- 切削とは…金属の塊を削ったり切ったりする金属加工法。
切削に使用する機械にはフライス盤やボール盤などがあります。実演体験では、弊社の新入社員がヘルプメンバーとして実際に金属加工をお手伝いしました!▼完成したペン立てをお土産にもらって嬉しそう!
- 鋳造とは…
金属を融点より高い温度で溶かして、作りたい物と同じ形状の空洞を持つ型に流し込み冷やして固める金属加工法。
砂型とは、溶解した金属を流し込み鋳造品を作るための砂でできた型のこと。
当日は、超高温に熱して溶かされたアルミニウムを砂型に流し入れる作業を見学しました。
アルミニウムが発する熱気が会場にいる見学者たちに伝わってきました。 - 鍛造とは…
工具や型を使って高い圧力をかけて金属の塊を変形させる方法。
租鍛→仕上げ→バリ抜きの順番で金属部品を制作していきます。
バリ抜きの工程ではプレス機を使って4トンの荷重をかけて一気に金属を打ち抜きます。
金属を打ち抜く瞬間は「バン!」という大きな音が会場に響きました。
展示物の見学
館内には自動車部品の組み立て装置や技術革新を示す展示が充実しています。
▼創業当時の自動車車体の制作風景
創業当時、自動車車体は全て人が金属を叩いて型取りしていたそうです!
▼現在の自動車部品の組み立ての様子
現在は、複数のロボットが自動で組み立てを行います。
▼バイオリンの演奏ができるロボット
繊細な指使いと腕の動きでまるで人のように演奏ができます!
新入社員にトヨタ産業記念館を見学した感想を聞いてみました!
「普段あまり見ないような機械や技術を近くで見ることができ、感動しました。
自動車の展示場には自動車の図面もいくつか展示されていて、
昔の人々の技術の高さに驚きました。
現在のようにデジタル化が進んでいない中で、図面を書き上げてしまうことは本当にすごい事だなと思いました。
また、昔は今ほど技術の発展が進んでいないので、モノが出来た時の感動も大きかったのだろうと感じました。」
ものづくりの素晴らしさが見学を通じて実感できたようですね!
今年の新入社員教育は5か月間です。
こうした社外施設見学も含めた充実した教育プログラムを組んでいます。
「教育のヒラテ」は新入社員教育としたさまざま教育制度を整えることで
社員の技術力アップに力を入れています。
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